ユリ熊嵐 12話(最終回)感想

良いアニメだった。
最後、ハッピーエンドだったと思う。

本当のスキを見つけたくれは。
くれはを守るために最期は自分の気持ちを押し殺そうとした銀子。
銀子とくれはを守るため、その命を文字通り賭けたるる。

いじめ裁判の様相を呈し続けた世界での
「みんなと同じ世界をただ許容するだけではない、自分のスキを諦めない道」を
必死で模索したアニメだった。

くれはの記憶が無いのは、銀子のユリ裁判での影響ではなく、
実はくれは自身の弊害だった。
相手の幸せを願った形が今まさに「自分たちと同じ世界にいさせた方が幸せなはず!」という
今の自分達を苦しませている世界観と同じ。
幼いくれはの思い込みの願いが銀子を人間の女の子にさせてしまっていた。
その矛盾に気が付いたくれは。
すべてを思い出したくれはがとる行動やいかに!?てところの流れも
もうドッキドキでした。

そこから怒涛のように紡がれる、スピーディな展開にもう
驚かされまくり、切なくなり泣かされ、そして、
本当に終わってしまった後にはホッとした爽やかな気持ちになった。

クマリア様は人によって御姿が違う…てな事が前に言われてたような気がするのですが、
くれはの前に降りてきたクマリア様がスミカちゃんだった時は純粋にびっくりしましたよ!!
ずっとOPに出続けていたのは気にかかっておりましたが、
これはでも、スミカちゃんがクマリア様だという事ではなくて、
くれはに本当のスキを教えてくれた相手の姿がスミカちゃんだった、てことでいいのかな。
スミカちゃん自身はあの双葉のくまさんにバリバリ…されてたんだし。

最後、というか、最終回しょっぱなに死亡したるるも、
最期には死んだ弟と再会して微笑み合っていた。
弟の「(本当のスキのキスを)自分からしたらよかったんだ」ていう言葉に
心が震えました。
そうだね、この弟ちゃんはるるのキスが欲しくて頑張ってたんだけど、
自分のスキをるるに渡せてなかったんだね。
この姉弟がいた「スキがキスになる世界」てネーミングも逸材だと思う。
物語の中の単語を並べて、最初は特別な場所ではあっても彼岸とは思わなかった。
でも、よくよく考えると「スキ」が「キス」という対になる世界なんよね。
だから最終回の、るると王子の存在で「あぁ、この世界は「生」がさかさまに変わった世界=死後の世界なんだって
ハッと気付かされた。
もうね、号泣ものですよ!!

くれはと銀子も、結局は撃たれたことには変わりない。
でも、その二人の魂を、クマリア様が掬い取ってくれたんだと思う。
もともと、絵本のイメージを強く持っていた二人だったから
自分たちのもと居た世界から離脱して、
二人の居場所を二人で作り上げたんじゃないかな。
(ぶっちゃけシムーンて昔のアニメみたいになったと感じてスッキリした)

それに、すべての生きる熊さんに救いを残して物語が終わるのですが、
双葉の熊さん、サイボーグにされ、人間にこき使われ
最期はくれはと銀子を撃てない感情を持ったからか、
不良品として捨てられていたのを
今度はともにあの時点で撃てなくなったツインテールちゃんに拾われていた。
可哀そうな声でキュウキュウ泣いていた、動けなくなっていた熊さん…
途中ではとても嫌な女の子となっていましたが、
でも最後に丸っこい動物になってきゅうきゅう泣いていたら
そりゃもう、過去に何をしていたかとか忘れることはできないけど、心から可哀そうに感じさせられてしまいます。
この見せ方すごい。
そのサイボーグゲスゥの熊さん(だって「ゲスゥ」って鳴き声がデフォのキャラだったので)が
最期にツインテールちゃんに拾ってもらえたのが、
あの約束の扉の前だった。
この物語ループな世界観もすごい。

他の人間たちにとっては、この一連の銀子やるるや、くまになっちゃったくれはの末路は
悲惨であり、排除した人間側の勝利であったように信じているだろうけど、
そんな中でも「熊たちは幸せな道を歩んだんだ」と理解できる女の子が
少なからず生まれてきていたという事が
これほど嬉しいと感じるエンディングはなかなか無いと思う。

泣いた。
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